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2011年3月11日は日本にとって忘れられない日となりました。
多くの人が自分自身と向き合い、愛する人や友人、家族への在り方を再度強く考えさせられることになりました。
命の儚さと共にその大切さ、すべてにおいて有限であるからこそ貴重な今をどう生きていけるのか…。
自分に改めて問い質す大きな契機となりました。
決して忘れてはいけない大切な思いを抱いた瞬間でした。
弊社は先代の多くの開発によって建築金物メーカーとして地位を確立し、皆様のご愛顧もあって多くの金物を世に送り出してきました。
こと戸車の開発においては国内トップシェアを誇ります。
戸車は扉に取り付けるとその外見を見ることはありませんが、扉を動かしている重要な機構部品といえます。
その戸車を月間数十万個生産し安定供給できることが、私達の現在まで築き上げてきた技術と知恵の表れだと考えております。
日々私は、私達は、当社はいったい何ができるのか考えています。震災や世界経済の低迷により今日本経済の見通しは決して明るいものではありません。この不透明かつ不確かな時代の中で、自分自身に嘘偽りの無い確かなものがあるとすれば、それは自分が在りたい、皆と成し遂げたいと願う将来の夢であります。
夢は人に希望を与え、動かす原動力です。
このような時代だからこそ、たった一度の人生であればこそ、社員一同に夢を与え共有できる会社作りを目指し、更にはより大きな夢の創出と実現ができる会社であれるよう社員一丸となって頑張っていきます。
そして私達は一つでもより多くの価値という名の社会貢献を生み出し、育み、広げていけるよう尽力する次第であります。
どうか今後とも変わらぬご支援とますますのご指導ご鞭撻を賜れますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。